R2-D2
R2-D2は、一見すると何の変哲も無い典型的なR2ユニットである。しかし、R2には勇敢さという類まれなる個性がある。彼の初期の任務の1つはナブー・ロイヤル・スターシップの乗員だったが、この典型的なR2ユニットはそこで幾度となく自らの前代未聞の度胸を示してきた。R2は主人に忠実に仕えるが、与えられた指示が常に自分の考えと一致しているわけではなく、自分の策が最善だと感じれればそれを優先する。 だが、R2がこうしてトラブルに巻き込まれることはほとんどない。さらには、彼の機転は革新的で機知に富み、彼が選んだ行動は大概にして絶対的に正しい。何年もR2の主人を務めていた人物のなかには彼の判断を信じて疑わない者もいるが、もちろんR2自身は謙虚な姿勢を崩さず、他人に自分の意見を押し付けようとはしない。 R2の相棒である黄金色のプロトコル・ドロイド、C-3POは、この小さな青いドロイドを極端に自己中心的な鉄屑だと考えている。だが、R2は3POの苦言の大部分を友人同士の取るに足らない冗談だと思っている。事実、彼は相棒のプロトコル・ドロイドが自分の度胸に対抗してスクラップになる光景は見たくないと願っており、3POが時折見せる大胆な試みをひどく心配しているのである。 |