日本では、1997年に「スター・ウォーズ・ジャズ・コレクション」というタイトルでサウンドトラック・リスナーズコミュニケーションより発売されましたが、1999年にワーナーミュージックより「スター・ウォーズ アンプラグド」と邦題を改め、ジャケットも一新して再販されました。 いわゆるカヴァーアルバムの中で最も評価の高いアルバムです。初盤と再盤の内容の違いは、4曲目と5曲目の曲順が入れ替わっているだけで、内容は全く同じです。アレンジはどの曲も見事で、ジャズスタンダードナンバーの中に紛れても全く違和感ない程自然にしあがっています。ジャズ好きの方でなくとも楽しめる、お薦めの一枚です。
あまりのいい加減な歌詞とそのアレンジにLFLよりクレームがつき、発売直後に発禁になってしまった子門真人の歌う「スター・ウォーズのテーマ〜カンテナバンド」が、コンピアルバム収録という形でCD化されています。
しかしすごい曲です。今の日本に足りないものがここにある、って感じがしますね。究極のカヴァー曲と言ってよいでしょう。訳詞:有川正沙子 作曲:ジョン・ウイリアムス 編曲:国良良一 とあるのですが、訳詞って何を訳したのか?作曲ジョン・ウィリアムスと言っちゃっていいのか?そしてカンテナとは?おそらく映画をまだ見ぬうちに書かれた歌詞は、特撮ヒーロー=ルークが宇宙の悪者ダースベイダーを滅ぼす物語をイメージして書かれたのでしょう。 こんな歌詞でも寸分の「?」も浮かべず歌い上げる子門真人は職人です。すばらしい。
ジャズというよりは、ムード音楽っぽいテイストにアレンジされたスター・ウォーズのカヴァーアルバム。全体的に、ボサ・ノバをムーディーにした雰囲気が、スレーヴ・レイアに扮したジャケットのおねぇちゃんと相まって妙な雰囲気が出てるアルバムです。 全13曲の中には「ベンの消滅」などという劇的なシーンを呑気なボサ調にアレンジしたへんちくりんな曲もあり、上級者には楽しめる一枚かもしれません。
コテコテ70年代ディスコサウンドに、当時最新鋭だったピコピコシンセ効果音をちりばめたナンバーです。スター・ウォーズのテーマから始まり、レイアのテーマやヤヴィンの決戦などをメドレー形式でまとめた、15分にわたるメドレー曲に加え、スター・ウォーズのテーマ〜カンティーナバンドという構成の7分ほどのRADIO EDITなどが一枚にまとまっています。 このRADIO EDITの構成をみて、あれ?と思う方もいる事でしょう。そう、おそらく子門真人の歌う「スター・ウォーズのテーマ」は、このMECOのアレンジをもとに作られたのでしょう。構成どころかアレンジも展開も同じですからね。ピコピコサウンドの入れ方すら・・・。
同じくMECOのスター・ウォーズのカヴァーアルバム。
90年代音楽シーンの革命児=BECKのバンドメンバー2人と、DJスワン、元ジェリーフィッシュのロジャー・マニングによるユニットのマキシシングルです。BECKが好きな方には好感持てるアレンジかもしれませんが、そんなに革新的な事は何らない内容です。 というか、90年代末にリリースされたこのCDでもピコピコサウンドは相も変わらず健在で、やっぱりスター・ウォーズはピコピコなのだろうか?と考えさせられるものがあります。