エピソード VI 編

 

DEATH STAR II
第2デス・スター

第2デス・スターは初代デス・スターと比べて大きさ、火力、機動力すべての面で上回る史上最強の兵器である。

設計者のレメリスクは初代機で致命的弱点となった廃熱口を一本の大きなダクトから直径数ミリメートルの無数のダクトに変更し、皇帝の前で完成さえすれば絶対に破壊は不可能であると断言したという。

  また、スーパーレーザーも改良され、惑星を破壊出来る威力はそのままに、より小型の宇宙戦艦も捕捉出来るようになっている。同時に小型戦闘機による攻撃も想定し、表面に配置されたターボレーザー砲塔も3倍に増加している。しかし、反乱軍は皇帝が自ら仕掛けた罠によって完成前の第2デス・スターに攻撃を仕掛け、皇帝もろとも再び破壊することに成功したのである。
   
 

SAIL BARGE
セイル・バージ

巨大なセール・バージは砂漠や氷河、海洋などのエキゾチックな景観を持つ地形の上空をゆっくりと遊覧する銀河一優雅な乗り物兼移動ホテルである。

浮遊速度は最高10メートルで、通常はリパルサーリフトによって時速100キロメートルでの航行が可能だが、多くの所有者は独特の帆を使った優雅な旅を好むため、わざと速度を落として余暇を楽しんでいる。

大企業では重役たちのバカンスのためにセール・バージを所有しているところも少なくなく、旅行会社大手のギャラクシー・ツアーズ社では帝国官僚や大企業の幹部などの裕福な人々を対象としたセール・バージでの様々なツアーも企画している。

   
 

DESERT SKIFF
デザート・スキッフ

スキッフはランドスピーダーよりは大きめの、便利な多目的リパルサー艇である。通常時速250キロメートル程度まで浮遊することが出来る。他の一般的なリパルサー艇と比べて操縦が非常に簡単であるため、通常は認められていないが、単純な労働ドロイドでも運転することが出来る。

主な用途は宇宙港に到着した貨物を工場などに運搬することであるが、セール・パージなどの大型船に数隻積みこんで、緊急時の脱出用ボートとして使われることが多い。

   
 

IMPERIAL SPEEDER BIKE
インペリアル・スピーダー・バイク

スピーダー・バイクはリパルサーリフトを利用した最高時速500キロメートルの小型浮遊バイクである。製造しているメーカーは多いが人気機種はアラテック社の74-Zとモブクェット社のトレイルメーカー2であり、一般の人々は高速バイクとして主にスポーツ感覚で運転しているが、TZ-4は帝国軍の駐留基地でも軍事目的に広く利用されている。スピーダー・バイクの動力源はバッテリーであり、バッテリーはそれまでの走行速度に応じて約600キロメートルごとに充電が必要となる。
  帝国軍で使用されている機種は自己充電装置を装備しているが、リパルサー・エンジンは大量エネルギーを必要とするため、再び走行するには長い時間が必要とされる。

   
 

MON-CALAMARI STAR CRUISER
モン・カラマリ スター・クルーザー

本来、カラマリ・クルーザーはモン・カラマリによって製造された深宇宙遊覧船だったが、カラマリが反乱軍に参加した際に戦艦として改造され、スター・デストロイヤーに対抗できる反乱軍で初の大型戦艦となった。
  モン・カラマリにとってこれ自体は巨大な芸術品であり、すべての機体が一隻一隻違った形状をしている。また、操縦にもモン・カラマリだけが持つ特別な感覚が必要とされるため、他の種族では操縦することができない。スター・デストロイヤーと比べて火力の点では劣っているが、各機能の分散化が進んでいるため、一ヶ所の損傷でシールドの消失などの事態に陥ることはない。

   
 

A-WING STARFIGHTER
A-ウィング宇宙戦闘機

ヤヴィンの戦いにおける戦闘機の生存率の低さを反省し、反乱軍の名将ドドンナ将軍自らが設計を行った戦闘機。小型の機体に大型エンジンを2基搭載しているため、その速度は他の戦闘機を圧倒するが、操縦には高度な技術が要求されるため、機体の能力を活かしきれるパイロットは数少ない。本来は強力なセンサー妨害装置によって敵の「目」を麻痺させつつ、味方の大型艦を守ることが主な役割だったが、スター・デストロイヤーなどの探知能力には対抗できず、エンドアの戦いではその機動性を活かした一撃離脱戦法に使用されるようになった。

   
 

B-WING STARFIGHTER
B-ウィング宇宙戦闘機

帝国軍の大型戦艦への対抗策としてアクバー提督自らが設計を行った反乱軍の戦闘機。アクバー提督は昆虫種族ヴァーパインに製造を依頼し、この一連のプロジェクトはシャンティポール計画として知られている。
  Bウィングの特徴はパイロットが機体の振動を気にせず攻撃に集中できるよう設計された特製ジャイロ機構と、強力なエンジンから生み出される圧倒的な火力とシールドの強さである。スター・デストロイヤーさえも撃沈させられる火力は、帝国軍を大いに苦しめた。しかし、速度の遅さが致命的な欠点となっており、TIEインターセプターなどの新型高速戦闘機には対抗できなかった。

   
 

TIE INTERCEPTOR
TIE インターセプター

帝国軍のTIEシリーズの最新鋭機。反乱軍の高性能なXウィングやYウィングへの対抗策として、より高い機動性を主眼に開発された。ヴェイダー専用のプロトタイプでも使われた効率のよい曲型ソーラーパネルを採用しつつも、パイロットの視界を保つために切り込みを入れるなどの工夫が施されている。
  また、火力も大幅に強化され、最強の戦闘機として畏れられていた。しかし、後に速度では反乱軍のAウィングに水をあけられ、初期型同様にシールドを装備していない欠点もそのまま継承されている。